これは最も被害を受けた岩手の町での凍えるほど寒い朝だ。僕らは震えて、お腹を空かせていた。
僕はみんなが寝ているバンから降りた。そこで、おばあさんがトレイにおにぎりと味噌汁をのせて、丘を下りてくるを見た。彼女は微笑み、”これをどうぞ。寒いでしょう”と言った。僕らがありがとうと言ったら、丘に戻っていった。
分かったのは、彼女は愛する人を1ヶ月前の津波で失ったことだ。
僕らはみんな、心を打たれた。
このビデオを映して、これを見た時、なぜ僕はここにいるのかに気付いた。これこそが、僕がここにいる理由だ。
KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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