Thailand's Notorious Bang Kwang prison….

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タイでの最後の日、何か良い事をしようと思った。そしてテレビで20年程前に見た”DADA IS DEATH”という映画を思い出した。二人の外国人がタイにドラッグを密輸入して捕まった話だ。アメリカとは違ってタイやインドネシアのような国はドラッグの密売人は許さない。ドラッグを密輸入したら死刑だ。エアポートなどはあちこちに看板があり入国カードにまで”ドラッグの密輸入は死刑”と書いてある。とにかくBang Kwang 刑務所に戻るけど、ここはタイでは最高セキュリティーの刑務所で”ビッグタイガー”と呼ばれている。生きた人間を食うという意味だ。この刑務所に密輸入の外国人達が収容されている。もし幸運でも最低25年は刑に処する。幸運でない場合は死刑。収容可能数3,500人で現在8,000人も入ってる。2003年までは銃殺されていたが今は致死薬注射になってるらしい。シャワーなどにはきれいな水は無く汚い川の水を使う。Bang Kwang 刑務所は収容されるには最悪な刑務所だ。
だから朝起きて僕の旅を始めた。最初に必要な情報を入手。良い服を着てパスポート持参して面会する受刑者の名前が分かってる事。僕はこのイギリス人を選んだ。なぜなら彼には奥さんと子供がいて50年の刑だからだ。電車とボートで刑務所まで行った。3時間かけてやっと見つけた。雨が降っていて僕はびしょびしょ、そして最悪なのは入る事を拒否された。ガードが金曜はビジターは受け付けないと言う。僕はそれは言い訳だと思ったのでどうにか説得しようとした。ここのガードは勝手にルールを作るらしい。僕はハワイからはるばる来たと言ったけど彼には関係なかった。がっかりだ。中を見てみたかったし本物の話を聞きたかった。アメリカにかる司法裁判のようでなく、きっと無実の人間も入っていたりするのだろうと思った。それに刑務所の中でもしガードが来てあと2時間で君は死刑だと言われたらびびるだろう。人は人生の中で間違いを犯す。きっとどんな人でもあるだろう。パーフェクトな人なんていないしもし受刑者と会って友達になれるならするだろう。地獄のような生活をしている人のサポートをしたい。だからこれから数年かけてあの刑務所を訪れる事を僕のゴールにするよ。。。

これは正面入り口。この門をくぐる時僕は震えたね。。。

ここからは誰も逃げられない。。。

これでここに連れてこられる。怖いね。。。

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide