サーファーにとって空港に入る時のチェックは悪夢だ。ボードがいくらでチャージされるか知らないほうがいいよ。特に日本では、高額な費用ががかかるし、時にはサーフボードよりも高い額になることもある。今回、僕はデルタエアラインを使った。サーフボード1枚あたり200ドルはかなり信じがたい金額だけど、トップになるためのマジックボードを必要としているキッズにとっては、安いものだと僕は思う。
セスとトニーがすぐにボードをピックアップしに来てくれた。コンテストシーズンはハワイステート・チャンピオンシップの開始と同時にオフィシャルに始まる。今年は忙しくなりそうだし、結果を見るのが待てないよ。
セス・モニーツが7歳の時、僕はいつかチャンピオンになるだろうと思っていた。今はまだ13歳なのに多くのチャンピオンシップタイトルを持ってる。連勝している人は誰一人いないし、彼を止められる唯一の方法は、彼のヒートに誰も現れないことしかないだろう。
これら2本のボードは、シェイパーのマッチの手からTSSCのオーナーのヤッさんの手へ渡り、そして僕の手からセスへ渡った。その道のりにはたくさんの愛情が込められていて、この2本のボードが、夏の間に彼をトップへと導いてくれたらいいと思う。
こないだセスが会いに来たとき、僕は嬉しかった反面、悲しくもあった。彼の夢が達成されるのは嬉しいけれど、もう僕の小さな甥っ子をハグしたりぎゅーっとしたり出来ないのは悲しい。そうするには 彼はビッグになりすぎてるんだ。