Sucking it up in Japan

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日本に移住するという大きな決断をしたのは、たやすいことじゃなかった。荷物をまとめハワイを発ち、外国の土地に足を踏み入れるのは、気が狂いそうだった。日本語も話せなかったし、なにも知らず、どうなるかすら分からなかった。でも、僕は若くてワイルドで、チャレンジしたかったんだ。途中でハワイから同じことをしてた友達にも出会った。日本に留まった人もいたけど、ほとんどが違った。数カ月まえ、ハワイアンの友達が引越すことになった。いま彼は大阪に住んでいて、最近こんなメールをくれた。
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“ここに住んでみて、ちょっとガッカリしてる。ハワイよりもいいって思ってた。でも、どれくらいいられるか分からない。ハワイから来てみて、スペシャルな場所がどこなのか気づいたよ。ハワイはお金はかかるけど、便利だよな”
僕の返事は、”yup,僕が日本に引越したときとまったく同じ状況だね。いいところも悪いところもある。日本にはいろんなチャンスがあるから、頑張ったほうがいいよ。たまに連絡して”
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そして、彼が出会ったエピックな波の写真を送ってくれた。日本にいることに感謝したと教えてくれた。
僕は思い返して笑った。僕は24年前に日本へ引越した。インターネットも、携帯電話も、なにもなかった。行き場のない外国人だった。yes, 毎日せまい部屋にステイして文句をいうこともできただろう。でも僕は、そうするかわりに家を出て、知らない場所を探検した。そして旅の途中にたくさんの友達に出会い、美味しいものを食べ、迷子になったりもした。一番重要なことは人生最高の経験をしたということ。oh,それに誰もいないエピックウェーブでサーフィンしたこともある。出来ることなら、なにかを変えたかったか? まったくナシ!僕がいまあるのは、経験、思い出、友達のおかげ。もちろん人生でいくつか大きな間違いを犯したけど、日本に行ったことは、いままでのなかで一番最良の決断だったということが分かったよ。
だから、いま日本にいるグッドフレンドへ。”hang in there buddy. キミの人生がより良くなることを証明してあげるよ。ハワイはパラダイスだけど、日本に住めば、多くの機会に開かれた人生を過ごせる。カルチャー、美味しい食事、地球上で一番やさしい人たちであふれる日本。後悔することはないだろう。そしてグッドなのは、ハワイはいつだってキミのそばにあるということ。always!

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide