Jeffery's Bay, SA

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僕は世界中の色んな国へ行った事があるけれど、ある国がくっきりと浮かんでくる。SAもしくは南アフリカ。南アフリカは僕にとって、本当に思い出に残るトリップだった。凍るほど寒いケープタウンでグローブとブーツ、5mmのウェットスーツを着てサーフィンしたこと、機関車が通り過ぎるビクトリアベイでのサーフィンやリーシュが切れてサメがウヨウヨいる海を泳がないといけなかった秘密のポイントでのサーフィン。ドルフィンと一緒にバレルにプルインしたビーチ、1キロもするステーキ、生のカキやアワビ、ボトルでたった2ドルのワイン。200mのライトの波が来るJベイでのサーフィン、いつも怒ったゾウが突進してきたサファリパーク。こんな風に、この旅は昨日の出来事みたいに覚えてるよ。僕は、“次のサーフトリップにどこへ行ったらいい?”と聞かれたら、南アフリカを勧めている。全部聞きたい?南アは行ったほうがいいよ。ハワイからのフライトチケットは2,500ドルだけど、42時間後にそこに着けば、全てが安いものだと感じるはず。そこでの時差ぼけはひどい。でも、Jベイで6フィートのライトの波にテイクオフしてずっと乗りつつ空を見上げたら、きっとこう言う。“神様、僕を地球上でこんなに魅惑的な場所に連れてきてくれて、ありがとう” 僕は一度行った場所にまた行きたいとはあんまり思わないけど、 もし南アフリカに行けるチャンスがあれば、参加させてもらうよ!
Surfing Life Magazine. Jeffery’s Bay, South Africa 1998? Photo by Chris Van Lennep

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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