I am a Surfer, Not a Juror….

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こんばんは。今朝陪審員の任務で行った。40人程呼ばれていてそのうちから12人が選ばれる。手順は長く裁判官と弁護士から多くの質問をされた。3時間後裁判官に呼ばれ僕の番になった。ちょっと緊張した。でも状況はこうだった。年老いた日系の男性が医者を医療ミスで訴えてる。そのお年寄りはアロハシャツを着て奥さんと弁護士1人を連れて入ってきた。そしてアルマーニのスーツを着た医者が2人の高姿勢な弁護士を連れて入ってきた。その時点で僕はもうこのお年寄りがかわいそうになった。小市民対ビッグな相手。そして最悪なのは眼の医療ミスの裁判だということ。だから唯一僕だけがTシャツ姿で法廷に。裁判官が説明がすべて理解できたか聞いてきた。僕はイエスと答えた。そしてまた何か言いたいことがあるか聞いてきたので僕はイエスと答えた。僕は自分の眼はとても大事でもし医者にめちゃくちゃにされたら僕だって訴えると言った。裁判官は僕がこれからする眼の手術の事を裁判中は一緒にして考えないようにできるかと聞いてきた。僕はノーと答えた。証人達が眼の手術に関して証言している中どうやって自分の眼の手術だったらと考えられずにいれるか?もちろん考えてしまうに決まってる。また裁判官に今回の裁判に先入観があるかと聞かれ僕はまたイエスと答えた。日系の老人が僕を見て、そして弁護士達が僕を見て、そして裁判官が僕を見て”退室して良いです。”と言った。
建物を出ながら僕は絶対この老人を負けにさせないだろうと思った。初めてこの眼鏡をかけてアロハシャツ姿の老人を見た時からもう僕はかわいそうに思ってしまってる。年老いた日系のおじいさんと奥さん対金持ちの若い医者?チャンス無しだよ。。。すいませんけど裁判長、僕には陪審員の仕事は合いません。僕は弱いものの見方。そしてこれからもずっとそうだ。。。
そして裁判官からの指示は”裁判中は誰ともこの裁判について話をしてはいけません。家族、友達もだめ。この裁判に関する報道があるかもしれないので新聞やニュースを見てはいけません。”とのことだ。12日間も?おかしいんじゃない?もし僕が陪審員に選ばれてたら毎日みんなに報告しちゃうな。わかるでしょ。そしてきっと裁判官に法廷の写真撮ってもいいか聞いちゃうかも。(笑)
でも家に帰されてよかった。もしこれから12日間も毎日朝8時45分から4時半まで、これからスウェルが2つも来るって知りながら通うのは上の空になってしまう。。。僕はサーファーですからね。もし波があれば集中できませんよ。。。

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide