HAWAII'S SUPER KIDS!

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昨日はボウルズで4回パドルアウトしてサーフィンした。今日も4回パドルアウト。2日で8回。腕が動いてくれていて、びっくりだよ。フレッシュで強く活発な気分。僕を邪魔するものは、日に焼けて赤くなった背中だけ。今ハワイは夏で、波もいい。サーフィンは僕の仕事だから、僕がする事はサーフィン。

そうだ、今日はホクレア小学校の4年生に招かれたよ。彼らは日本の被災者のために寄付金集めをしてくれていて、WE ARE ONEプロジェクトへ全額を寄付したいと言ってくれた。僕は9歳の子供たち60人と2人の先生がいる教室に入った。緊張したかって? YES。でも、30分話をして日本で写した写真を見せ、僕のストーリーをシェアしたら、そこを離れたくない気分だった。子供たちは日本にすごく興味を持ち、たくさんいい質問をしてくれた。僕は、ハワイでWE ARE ONEを代表することが出来て誇らしく思うし、こんなにたくさんの人にサポートしてもらってすごく嬉しいよ。小切手を受け取った時、僕はハワイの子供が一生懸命稼いだこのお金を、直接日本の子供たちへ渡す事を約束した。約束は守るよ!

これは元気いっぱいの子供たちの写真。教室を出た後、僕の気持ちはスパイラルに陥った。東北で、津波が次から次へと学校を飲み込んだイメージが僕を悲しくさせた。車に戻って涙を拭い、“絶対に諦めない!”と自分に言い聞かせた。僕が今回のミッションを実行するのは、もちろん東北の子供たちのためだけど、ハワイの子供たちのためでもあるんだ。

WE ARE ONEステッカーを渡し、さよならを言って教室を出た時、ひとりの男の子が近づいて来て言った。“フクナガさん、日本に行ってそこにいる人を助けてくれてありがとうございました” そして彼は握手しようと僕の手を取った。その後、別な女の子がやってきて、“フクナガさん、日本の子供たちにハワイのケリーがよろしくって言ってたと伝えて”と言った。なんてキュートで心が広い子供たちなんだろう!僕は、ホクラニ小学校の4年生の生徒たちの愛情とサポートに感謝したい!
あと、彼らは東北の子供たちへ贈る手作りのカードをくれたんだ。夏に届けに行くよ!みんな、もう一度ありがとう。

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide