日本でのミッションの時に僕が感心した事の一つは、途中で出会った人たちの温かい気持ちだ。みんな知ってる通り、被災した人たちは本当に辛い状況にいる。多くの人が全てを失ったけれど、まだ諦めずに希望を持っている。被災者の方々の強く真っ直ぐな気持ちに、僕は大きく心を動かされた。涙をこらえるのも、笑うのも笑顔を作るのも大変だったし、彼らの目を見る事さえも辛かった。僕は彼らの痛みを感じた。だけど彼らの強さが、僕をもっと強い人間にした。3月11日以来、自分自身について多くを学び、呼吸する事みたいに小さな出来事にさえも、感謝できるようになった。まだ元どおりになるまで時間がかかるけど、僕の気持ちはいつでも日本にあるよ!
ミッション3で、仙台出身のキクちゃんが元気を出してと、牛タンをくれたよ。僕らは丘の上で、みんなそれぞれ、ひと口ずつ味わったんだ。
石巻出身のリョウコさんがチームにおにぎりとおかずをくれた。僕らはそれを南相馬に行く途中で食べたよ。
もしかしたら、2人の事を、僕らのチームやミッションをサポートする、東北の普通の人だと思うかも知れない。だから、みんなに伝えておくよ。キクちゃんとリョウコさんは二人とも津波で家族の何人かを亡くした。そう、何人かだ。そしてまだ見つかっていない。彼女たちが強い気持ちを持ち続け、チームに心を開いてくれた事に、僕はただ驚くばかりだった。心の中で泣いたことある?僕はあるよ。今もずっとそうだ。僕の心はこの2人の素晴らしい女性を思って傷ついたし、彼女たちの愛する家族が見つかる事を今も祈っている。キクちゃん、リョウコさん、僕はふたりに出会う事が出来てすごく幸せだよ。君たちの勇気のおかげで、東北の復興支援をする僕の夢がはっきりし続けるんだ。困難な時に親切にしてくれた事を、一生忘れないよ。僕の心はいつも一緒だ。またすぐに会おう!二人とも、日本の人にどうやってお返しをしたらいいか示してくれた完璧なお手本だ。僕に気付かせてくれて、本当に出会えて嬉しい。今はハワイにいて離れているけど、気持ちは東北にあるよ。never give up! WE ARE ONE!