20KM

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ここは、政府が公表した 20kmの避難区域。自衛隊員が、高レベルの放射線区域に今だに残されている遺体を捜索するために立ち入りの準備をしている。地震から6週間 後だよ?普段着のままでその区域内に入ろうとしたけど、引き戻された。僕はハワイから日本に来る前、その区域には近づかないと言い聞かせてい た。だけど、町の中でおばあちゃんと子どもが歩いていて普通に生活しているのをみたら、気が変わったんだ。放射能は目に見えない殺人鬼で、僕 にだって見えない。避難区域内で子どもたちがいつも通りの生活をしているのを見て、そこに行くのが怖いと思える?

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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