モロカイに行けば行くほど、人生についての理解が深まる。僕はオアフで育ったから、ハンターとして一番求めていたのは優勝級のキャッチと量だった。友達との競い合いみたいで、穫ればとるほどカッコいいと思ってた。でも、今はまったく違う。モロカイが僕を変えてくれた。島のひとたちは自分で生計を立ててる。優勝級のキャッチを競う人もいないし、たくさん穫ることもない。まさにサステナブルな生活そのもの。海ではシーフード、山では肉。人々は、自分たちが必要な分しか穫らない。それは、資源がたっぷりあるからじゃないかな。僕はこの目で見て、本当に素晴らしいと思った。
20年前は大きなバケツをオピヒでいっぱいにしようとしてた。でも今はそんなことするなんて、ありえない。ディナーで食べる分だけを穫ってる。
結局、オアフで魚を捕りすぎると罪悪感を感じる。10匹のクムや40匹のロブスターを穫ったとしても誇らしくないし、自分でスピアした魚たちを並べたストリンガーとポーズをとって自慢することもない。そんなことは、とっくの昔の話だ。
僕のこれからはこんな感じ:食べる分だけをキャッチしに行く。さらに、次の世代の人たちにはハントする責任について教えたいと思う。僕に良くしてくれた海にお返しをしてあげられることは、こういうことしかない。魚が戻ってきて、次の世代が食事を見つけられればいいなと思ってる。そうすれば自分が誇らしく思うかも…