High Risk Explorers

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誰かに、あのアヒルは元気かって聞かれたよ。実は、あの出来事については今もよくわからない。たまに僕の近くに飛んでくる鳥もいるし、たまにアヒルが飛んできたりするけど、どうしてだろうね?誰かが僕をからかおうとしてるんじゃないかって思ってる。こんなこと偶然じゃないだろうからね。

ワイプアウトが怖くないかって質問された。僕は怖くないよ。自然の洗濯機に入るのが楽しいと思ってる。リーシュを着けていれば、波に巻かれても脚が引っ張られて浮き上がるからね。みんなもそうでしょう?流れに身を任せるしかないんだよ…

離島を探検しに行き、弓矢で殺された男のことをどう思うか、聞かれた。僕も探検好きだし、好奇心旺盛な人間だ。僕も全く同じことになっていた可能性もある。僕らはこういうタイプの出来事でリスクを学ぶ。この人もリスクを知っていて、こういうリスクによって命を落とすということもわかっていたはずだ。彼がかわいそうに思うかって?あんまり思わない。たぶん彼は人生を精一杯に生き、本当に好きなことをして命を全うしたんじゃないかな。家族が遺体を捜したいと思うだろうか?僕ならあり得ない。物事は、ありのままにしておく。島のネイティヴたちは、そっとしておいて欲しがっているんだ。だから、彼らのカルチャーをリスペクトするべきだと思う。

僕が今までしたなかで、一番クレイジーだったことは何か、聞かれたよ。グアテマラの活火山の頂上までハイキングしてキャンプしたことだな。あれ以来、何度も危険な噴火が起きている。数日前にまた噴火したと聞いて、鳥肌がたったよ。

今週はなにするのって質問があった。Mayukiに乗って、高波注意報が出ているなか、かなりクレイジーなチャンネルを渡ろうと思ってる。ネイバーアイランドの親戚を訪ねる予定。明日のスウェルはフェイスで50フィートになったら、フォイルをしに、オアフに帰ろう。できるかな?やってみるしかないよね…

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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