今はトリップ中だから、やっとセイラちゃんのことを振り返る時間ができた。これは、彼女が1カ月間のハワイに来た初日。ダイアモンドヘッドに一緒にパドルアウトしたときは会ったばかりだった。セイラちゃんはサーフィンとハワイについて学びにきたってことは分かっていたけど、逆に、僕が彼女から色んなことを学ばせてもらった。 そして、これは彼女がハワイにいた1カ月の最終日。すごく成熟して洗練され、落ち着いて自信にあふれている。まったく別人サーファーガールみたいだった。彼女が日ごとに成長するのをみるのが楽しみだったよ。そして今、僕がセイラちゃんから学んだことはすごく重要だったと思ってる。
この子は、ハワイが一番寒い時期にやって来た。毎日凍えるくらい寒かったし、波は今までにないくらい小さかった。実際、ほとんどフラットだった。BUT, 彼女は一度も文句を言わなかった。島の人たちが、寒さや風の強さ、波の無さに文句を言っていたけれど、セイラちゃんは毎日、その瞬間を最大限に楽しんでいたんだ。僕にとってはすごく貴重なことだったし、感激したよ。彼女のことをすごくリスペクトし、おかげで僕もどんなことにも文句は言わないようにしようと思わせられた。そして、しつけがどれほど重要なのか考えさせられた。こういうことは学校では学ぶことはできないだろう。育てられるなかで学ぶんだ。だから、セイラちゃんをいい子に育てたお父さんとお母さんをすごくリスペクトする。僕らみんなもこういうことを学べたらいいなって思う。なぜなら、セイラちゃんをコーチした後にアラモアナでサーフィンしたとき、みんなが文句言ってるのを聞いたから。寒い、波が小さい、ウィンディーだ、波は最悪だってね。僕は心のなかで、サーファーのみんなに家に帰れと言いたかったくらい。じゃあなんでアウトに来てるんだって思ってたんだから。haha… とにかく、セイラちゃんは最悪な状況を最高なものに変換した。それがポイントだ。それこそが、ポジティブな生き方をする方法だと思うよ。 good girl!