M2O: Japanese Dreams Come True…

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世界中から名誉あるMolokai to Oahuのレースを完走しに来るのは、とてもスペシャルなことだ。ここでは世界中の素晴らしいウォーターマンたちが最高位を競いに来ている。
僕は、ジャパニーズコンペティターは誰でも応援してる。知り合いでも、そうじゃなくても応援する。Mayukiに日本の国旗を掲げるのを忘れてガッカリ!
そして僕の役目はマオさんが安全にモロカイ島からオアフ島を渡れるようにすることだ。僕はずっとこの子だけを見てた。
今年は、マオさんの飲み水の確認をすることがマキさんの役目だった。マキさんはビッグなサメがいると言われる深い海に4回も飛び込まなきゃいけなかった。隣のボートは15フットのホオジロザメ、別なボートは12フットのイタチザメを見たそうだ。僕が”飛び込んで!”と言ったときでも飛び込んでくれたマキさんを誇りに思うよ。haha…
プローンパドルはSUPよりもイージーだ。風の影響をあまり受けないから。でも、30mphの風を受け、カレントに押し戻れされるような状況ではSUPは不利だ。ゴールまでの短い距離を通過するのもマオさんは1時間以上かかったようだ。前に向かってパドルしていても、実際は戻されているのを、見ていた僕もわかった。
風が一方向に吹き、カレントが逆向きのときは横から波がブレイクしてくる。ボードから落ちたときにマオさんはどうやって元に戻ったんだろう。6時間もパドルしてる中で、どれほどハードなことかわかるよね??? マオさんのエネルギーはどこからやってくるんだ??? unbelievable!!!
これはフィニッシュラインを越えた瞬間。去年この写真を撮り、今年も同じ瞬間。今年は10倍ハードだったぶん、100倍エモーショナルだっただろう。僕も涙が出た…
この子はとてつもないことに耐えてきた。言葉がでないよ…
それから友達と挨拶を交わしてホッとしただろう。
新しいファン達からも祝福された….
マオさん、改めておめでとう。やったね!!! 去年はプローン、今年はSUP、来年はフォイル? キミならどんなこともできるよ!

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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