キミがサーファーなら、究極の夢はチューブに入ることだろう。カットバック、オフ・ザ・リップ、フローターでいい気持ちいいなら、チューブに入る気持ち良さはチビっちゃうほどだ。そして一度チューブに入れば、その先はずっと病みつきになるだろう。僕は12歳の時に初めてチューブに入り、サーファーとしてそれが全てになった。だから僕が教えてあげよう。
まずはパーフェクトウェーブを選ばなきゃいけない。これはバックドア。テイクオフがすごく重要だ。正しい場所に自分をポジショニングすれば、波のなかをグライドできる。
次に、フルコミットしなければいけない。チャンスをモノにしてバレルにプルインするか、まっすぐ進むか引き返すかだ。バレルはハイリスク、ハイリターンってこと忘れないで。だからコミットメントすることがすべて…チューブに入ったら、とにかく落ち着いて出口を見続けて。深ければ深いほど、出口は小さい。だから落ち着き、トンネルの出口にある光を探すんだ。 落ち着いていれば、もっと海のエネルギーを感じるだろう。穏やかな表情でライディングをエンジョイして。 そしてメイクしたときは、これ以上ないほどの気分だよ。バッドな日はグッドになるし、ネガティブなマインドはポジティブに、あのフィーリングは決して忘れることはないはず。そして、もっともっとチューブを求めるんだ。
僕の生徒の皆さん、これがゴールだよ。マインドをセットすれば、数人しか味わえない世界に入ることができるだろう。チューブに入れたら、僕が一杯おごるよ。これからの人生に一緒に乾杯しよう…
何年か前、ノースショアで撮影してくれた佐原健司に感謝したい。このときのフィーリングが蘇ってきて、今はめちゃくちゃいい気分だよ!cheers bro!