My 2 Dogtooth Tunas

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5年前からずっと、僕はドッグトゥースツナのことを日本語で”ウソマグロ”って呼んでた。ウソって嘘のことだよね。本当はイソマグロだったんだ。バカみたいだよ。

しばらくフリーダイビングをしてなかったから、水に入るのがすっごく楽しみだった。タカハシさんが海の真ん中にある高い岩に降ろしてくれた。それは深さ40mある25mの岩礁。水に入ったら、海底にマグロが何匹か見えた。初めに15mくらい潜ったとき、マグロたちが僕は一体誰なんだろうとチェックしに集まって来た。僕は大きなやつに狙いを定め、ショットした。bang!!! ヤツは海底にシャフトを引きづり、抜き取った。shit! デカいマグロを逃した!僕は戻って、上から見下ろした。マグロみたいな魚はかしこいから、僕がまたやってくると知っているんだ。2回目は23m潜った。既に息が続かなくなっていたから、戻った方がいいと思っていた。そのとき、マグロがやって来た。僕は止まって、一番小さいのを狙ってショット。海底に向かって逃げ始めたから、僕は大事な物のためにしっかりとひもを握りしめた。僕にはタグラインもブイもなかった。もし手を離したらガンを失う。僕は水面を見たら(良い事じゃないけど)25mくらいの深さまでマグロに引っ張られていた。なんとかして泳いで上にいかなきゃいけなかった。そして1匹のマグロとボートに着いた。いつもみたいに、もっとたくさん捕まえたかった。だから水に入ってまた潜り、別なのを撃った。この2匹のドッグトゥースツナのために一生懸命やらなきゃいけなかったんだよ。
とにかく沖縄は美しい場所だよ。ここには20回くらい来ているけど、何度来てもいいよ。友達も、食べ物も、サーフィンも、そしてメンソーレスピリットもある。aloha!

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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