Philippines Exposed…

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アズミさんがフォイルライフをエンジョイしてて嬉しいな。一緒にフォイルできるようになったら、さらに嬉しい…フォイルスタイルを研究中。バランスを崩してもカッコよく見せようとしてるんだ。haha…ドナルドはまだカリフォルニアにいるから、まだハワイにいる僕が彼の新品ボードを使ってるよ。明日帰国する予定だったけど、あと数日は延泊しなきゃいけないと言ってた。僕は、”どうぞ、ゆっくりしてきて”と答えた。彼にボードを返したくないからね。haha…25年前、フィリピンの波に関しては全然知られていなかった。ほんのわずかな人たちしか知らなかったし、それは秘密を守れる人たちだけだった。僕を含めて、そこに隠された宝石のような波があるなんて知るよしもなかったんだ。で、僕は世界的に有名なジョン・キャラハンと一緒にフォトシュートに行った。僕らのミッションは、フィリピンの波を世界に知らしめることだった。ジョンは、真っ赤なサーフボードを持ってきて、あらゆることに準備するようにと言った。僕はもちろん、と答え、そこから先は有名な話だ。あの頃はソーシャルメディアもなく、この写真は雑誌を通じて世界中に広まった。何百万部もの雑誌が10カ国以上で発売され、この写真はマップに「フィリピン」と掲載された。それ以来、僕は数えきれないほどフィリピンに行き、何度もこういう写真を見てきた。だけど、この時ほどビッグでパーフェクトな波は今まで見たことはないんだ。覚えている限りでは、スーパータイフーンがここの島の沖合にあって、ほんの数時間のうちに1フィートから15フィートまでの波を送り出してきたんだ。僕は6’4でパドルアウトし、この波が来るのが見えたから、もし乗らなかったら一生後悔するだろうと思ったんだ。そして、それが僕の生涯のスローガン”if you don’t go, you won’t know…(行ってみないと分からない)”の始まりとなった。それからは、後悔はほぼゼロだ…

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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