HELP and Japanese Dangerous Surf!

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台風9号のセカンドビッグデーに僕がサーフィンしたのはどこかってみんなが聞いてくる。だけど、それはシークレットなんだ。僕がただ言える事は、“アブナイ”ってこと!15フィート(4.5m)のフェイスをテイクオフするのを想像してみてよ。ボトムターンしたら波はホレ上がり、リーフが突然現れる。レールをつかんで目の前にある乾いたリーフを見ながらバレルに入り、必死に持ちこたえる。どうにかメイク出来ても、飛び出してる“Mr. ポール”と顔を合わせるだけなんだよ。
僕は12年前からこのポイントをチェックしてきた。ある時は波がなく、ある時はオンショア。ジャンクな時もあった。ローカル達はみんな、そこの波はG-Landみたいだって教えてくれた。でも2週間前まで全然信じられなかったんだ。本当にいい波に乗れたから、もう一度そこに行くのが待ちきれない。また12年かかるのかな?もしそうだとしても、僕は待つよ。
改めて、ローカルの皆さん、こんないい波をシェアさせてくれて、ありがとう。ローカルサーファー最高!

何週間も放置されていた牡鹿半島では、みんな社会から切り離されていた。電気も水道も食べ物も、医者も道路もなかった。ある人が、空いている駐車場に助けを呼ぶためにメッセージを書いた。“助けて!子どもが生まれそう!” 東北のあちこちで同じようなメッセージを見た時、すごく悲しくなった。その人に助けは来たかな?赤ちゃんは無事にこの世に誕生しただろうか?答えのない問いと、これから先も共に生きていかなければいけないだろう。

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide