Blood Needles

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インドネシアに行ったのは、10年ぶりくらいだった。僕は疲れて弱っていて、病気みたいだった。マラリアか食中毒か何かだと思ったので、血液検査をしに行った。結果まで1週間も待たなければならず、生きていた中でも一番長い週だったよ。幸い、全て異常がなかったんだ。それでどうなったと思う?僕は何分か後に具合が良くなったんだよ。すべては心の問題?
その後5月に東京に居た時、別な血液検査を受ける機会があった。元気いっぱいで検査室に入り、太い注射針をみたとたん、何だか全然元気じゃなくなったみたいだった。ドクターが血液を抜き取ったら、僕は青ざめてしまい、病院のベッドでひと休みしなければいけなくなってしまった。注射針、大っ嫌い‼ その後、ドクターはビタミンとニンニクを注入したんだ。自分の息がニンニク臭い気がして変だったよ。腕から注入したニンニクエキスが息を臭くしたのかな?おかしいな。
それで、その週が2番目に長い一週間になったんだ。でも結果を見たら、全て異常ナシ。僕がハッピーにならない訳がないよね。

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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