HIC x Billabong: Like Father, Like Son

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トニー・モニーツが僕にバックドアを教えてくれた。1980年代のことで、その時は怖かった。危険な波だけではなく、ローカルたちのことも怖かったんだ。その当時、もし誰かの邪魔をしたらぶん殴られてフィンももぎ取られていただろう。何度もそんな光景を見ていたから、すごく気をつけていた。毎日ノースショアでトニーとサーフィンするようになり、彼と一緒にいた僕はローカルのみんなと知り合いになった。もし誰かが僕のことを殴ったら、まずソイツがローカルたちに最初に殴られていたはずだ。だからそんな出来事は起きなかった。バッグドアとローカルボーイズを紹介してくれたトニーには本当に感謝しているんだ。トニーのおかげで今の僕があるのは確かだね…

写真撮影をし始めた頃はバッグドアがお気に入りの場所だった。トニーがテイクオフするのが見えたら、必ず自分が正しいポジションにいるようにした。これは2006年の冬。

そして父親のすぐ後ろにはジョシュア・モニーツという可愛いキッズが。2人のスタイルがそっくりなことにすごく驚いていたよ。2人とも穏やかで冷静で、HICとBillabongのステッカーを貼っていた。こういう写真は決して色褪せない…

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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