生涯をボートで過ごした船乗りのドキュメンタリーを見始めた。結末がどうなるのかは分からないけど、このスクリーンショットは映画の最初のパートだ。
“船乗りはこれ以上進めなくなったとき
二度と戻らない最後の航海に出る”
このキャプションは心に深く刺さった。僕の継父は最後の航海に出かけ、帰らなかったからだ。当時の僕は8歳で、その出来事を理解できなかった。ミスを犯したという人や、事故にあったという人、自らの意思だという人もいた。誰にもわからないことだろうが、僕がただひとつ理解しているのは、僕の海での人生に偉大なる影響を与えた人だったということだ。彼が何故あんなことをしたかも、どういう気持ちだったかも分かる。そして、そうしなければ同じ人生はないということもわかる。ウォーターマンが最後の航海に出ることはなによりも美しいと思うし、僕はそれを100%リスペクトしている。