Classic Diving Stories

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12年前にボーイズを撮ったビデオクリップを見つけたんだ。僕たちはその日、ダイビングへ行ったんだ。それでビーチへ戻る途中に彼らが体験したことをインタビューしていた。Joshuaはサメを見たっていう話を僕にしていたよ。

Sethは「僕は10’の巨大なサメを見かけたからパニックになってボートまで泳いで戻って来たんだ。それからJoshuaとKaulanaも僕が話をした後ボートに戻って来たんだ。僕たちはKirbyおじさんを海に置いてきちゃったよ。」って言ったんだ。ええっと、僕の話はと言うと、僕たちはみんな一緒に海に潜っていて、僕はボートで3人のキッズが話をしながら水を飲んでいるのが見えたってことだ。僕はボートの方へ泳いで戻って来たら、海の底に横たわっている僕のスピアガンの1つが見えたんだ。僕はキッズに何があったか説明してって言ったんだ。どうやら彼らはみんなびっくりして、それからJoshuaは僕のスピアガンを落として、できるだけ早くボートに戻って来たようだ。その時僕はこう言ったんだ。「wow, サメのことを教えてくれてありがとう。」ってね。haha.

Kaulana Apoの初めてのボートだった。彼は船酔いしちゃったから僕は彼にこういうことで強くなるんだよって言い続けたよ。一日中彼は体調が悪かったけど文句を言わなかったし、フォーカスしようとし続けていたんだ。あの日がきっかけでこの子は男になった。

今Kaulana Apoはハワイで最も過小評価されているローカルサーファーなんだ。彼のウォータースキルは最高レベルだから、こういうカバーショットになるのは当然のことだよ。

Sethはビッグな魚を初めてゲットできるまでずっとずっとトライし続けていたんだ。そして13歳の時にその夢が叶ったんだ。

僕の人生で最高に貴重な思い出があるんだ。ボーイズが男になっていくのを見るのって凄く楽しかったよ。いつかあの沢山の昔の瞬間をビデオにまとめるつもりだよ。

(翻訳: タナカ チヨコ)

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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