1990年の出来事。僕はWyland Haleiwa Proをビーチで観ていた。トム・カレンが、ロゴの入らないレイルが黄色のボードでパドルアウトしたとき、コンテストでのビッグニュースとなった。彼はスポンサーであるOcean PacificやChannel Islandsのポスターボーイだったから、みんなが衝撃を受けた。そのことはサーフコミュニティにとって大きなニュースであり、コンテストの話題となった。後でわかったのは、サーフィン史上最も悪名高きサーフボードはモーリス・コールがシェイプしたものだったということだ。トム・カレンはその年、ワールドタイトルを獲得し、モーリス・コールは一気に有名になった。
そう。これがそのボードで、トム・カレンの象徴的な写真だ。
10月にDoveのファクトリーに行ったとき、このことは世界中のみんなに知らせなきゃと思った。戸倉さんは日本で一番のヴィンテージサーフボードコレクター。みんながヴィンテージの意味を知る前からずっとボードを集め続けていた。だからファクトリーであの有名なサーフボードをみても驚かなかったよ。戸倉さんはモーリス・コールとはすごく親しい仲だから、このボードを手に入れるために一役買ってくれたのかもしれないね。
世界中のハードコアサーファーの誰もがこの悪名高きサーフボードのことを知っている。
3度のワールドチャンピオン、トム・カレンのサイン入り。this is priceless!!!
サーフィン史上で最も歴史的な日を体験していなかったら、ハレイワで開催されたWyland Hawaiian Proの動画を観てごらん。あの日のことは決して忘れないだろう…