Busting Down the Door

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またはまっちゃったのかなって思ったよ!!!今朝2時半に目が覚めて、まだ暗い中ノースショアまで車を走らせた。波は良くなるってわかってたんだ!パドルアウトする前に僕は自分に言い聞かせたんだ。「ok, 今日は良い波を1本ゲットしたら家に帰ろう。」ってね。

この波が現れる前に4本の波をキャッチしていたんだ。それにパドルした時、僕はバレルをゲットできるってわかったんだ。テイクオフは難しくて、急勾配だったけど、あとは簡単だった。ここで僕はスローダウンしようとのんびりしていたんだけど、もうどうしようもなかった。スピードを出し過ぎて進みたくないんだ。そうじゃないとバレルを逃してしまうんだ。

それから波の表面の真ん中にプルアップして、少しターンをチェックしたら、スピードを上げ過ぎたからボードをストップさせるために後ろの足に自分の全体重をかけたんだ。それはまるで車の運転中にブレーキをかけるみたいだったよ。だから基本的にはバレルの中では止まっていた方がいいよ。

それから一旦バレルに入ったら、アクセルペダルで後ろ足を引き、トンネルを抜けるまで前を向くんだ。

ここは騒々しくて、暗い。それでもやはりピースフルなんだ。時間が止まっているように見えるから僕には考える時間があったんだ。「バレルに入るか落ちて、リーフにぶつかるか。」ってね。でもその時リップがどんどん小さくなったんだ。OMG! 今こそ僕の命のために落ち着いて、自信を持って、踏ん張る時なんだ。

毎朝のスクワットとランジに感謝だよ。なぜならこれは頭に凄く沢山の重心がかかるからなんだ。これはバスティン ダウン ザ ドアって言われてるんだ。

そして毎朝のヨガに感謝だよ。だってバランスが全てだからね。これは片手のクジャクのポーズって言うヨガのポーズなんだ。Haha.

僕がメイクできたって信じてなかったよ。だから海水で見えにくい目をクリアにするためのワイパーが必要だったよ。

それから僕は自分にこう言ったよ。「wow, あれは2022年の僕のベストウェーブだったな。しかももう2日しかないよ。マジで?」ってね。

それから僕は自分に誓うように、海から上がって切り上げたよ。午前8時半までにタウンへ帰ってきたよ。もちろん、ずっと満面の笑みだったよ。

今日は人生で最高にハッピーな1日の一つになったよ!

(翻訳: タナカ チヨコ)

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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