Backdoor Risky Business

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最近ずっとバックドアの波がかなりいい。いい波を一本ゲットするモチベーションを上げようと、何度もチェックしてた。そのとき、去年のパイプマスターズのファイナリストのジョアン・チアンカがレスキューされたというニュースが入ってきた。

これはジョアンがケガをした波。こういうワイプアウトは実際よりも危険だ。サーファーはドロップをメイクできなさそうな時にわざとこうする。計画的できっちりリハーサル済みだ。波のトップから足を下にして飛び降り、海の深さから入水の方法を計算する。ハレイワやサンセットのように深いポイントなら深く入れる。でも、かなり浅いバックドアの時は、リーフにジャックナイフせず波の下に潜り込むのに十分なだけまっすぐ入りたいだろう。これは実際は比較的安全だ。だけど、ジョアンはなぜか意識を失い数本の波に押しつぶされた。リーフに頭を打ったか、もしくはボードが当たったか?幸いなことに、アウトにいたみんなはお互いを気づかっていって、海面に上がってこないのに気づいた彼らが飛び込んだ。

みんなが彼をつかんだときは意識がなくて青ざめていた。ライフガードのおかげで彼はビーチで息を吹き返し、再びチューブに入るための命を取り戻した。この動画を見て鳥肌が立った。甥のセス・モニーツがヘルプしていたからだ。バックドアで波に乗るサーファーたちは、その波が人生最後の波になる可能性があることを分かっている。リスクはあるが、いつでもその見返りが勝る。パイプラインマスターズが始まる前にジョアンが回復するのを祈ってるよ。

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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