Surfer Doctor on Call

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またビーチには20匹くらいのハコクラゲがいたからアウトにはほとんど誰もいなかったよ。ボーイズは気にしないよ。なぜなら彼らはどんな痛みにも耐えられるからね。

リュウさんの1番上の男の子は20歳なんだ。シュウノスケはラグビーで肩を悪くしているんだ。彼は先月手術を受ける予定だったんだけど、延期したんだ。なぜなら彼は今回のハワイ旅でサーフィンをしたかったからなんだ。しかも肩を悪くしながらも彼はもっと短いボード に乗りたかったんだ。ビックリすることに彼はすぐに立って、本当に上手にサーフィンをしたんだ。僕は何よりも彼の肩のことが心配だった。

今朝、さらに小さなボード に乗っているリュウさん。強い体と強いマインドで人生は成功するだろう。彼はその素晴らしい例だよ。素晴らしい父は3人のボーイズにとってロールモデルだよ。

もしボーイズができるなら、リュウさんにもできるはずだ。彼らみんなでプッシュしあう競争心を見るのが大好きなんだよね。

1週間ロングボードで何百本もの波に乗ってから、今日はショートボード に戻った。それは凄く難しいことだけど、この人はできたよ。

こちらは僕が彼を見てきた中で1番ナイスなボトムターンの1つだよ。素晴らしい。

パドルで戻って来たら、シュウノスケ君の肩が脱臼していた。彼は父が来るまでビーチで静かに待っていた。凄く冷静なドクターのリュウさんは彼に横になるように言って、それから徐々に彼の肩を後ろに戻した。2人とも凄く冷静で、その様子は凄く感動したよ。だって僕は正反対だからね。僕ならパニックだよ!彼らは僕を笑っていたんだ。でもまだおかしいとは思わないよ。Haha.

ラウンド2に戻ったけど、もう疲れ過ぎて話せないよ。今のところはおやすみなさい。

(翻訳: タナカ チヨコ)

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide