Close Call

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こないだ、あやうく人生が変わってしまうところだった。背後から普通に撮影しようとテイクオフをした。何百回もやっていることだけど、このときは違った。彼がコケて、ボードが僕の方へ飛んできた。信じがたいことだった。 

ボードがすごい速さで僕のほうへ来るのが分かったから、手を伸ばしたけど遅すぎた。

ブロックできず、僕のボードの下に潜り込んでしまった。かなりのスピードだったから、ボードがぶつかったとき、壁か何かにあたって、すぐに止まったように感じた。僕は真っ逆さまに吹っ飛んだ。

朝のロータイドはすごく浅い。絶対に頭からリーフにぶつかってしまうと思った。”あぁ、今日は病院行きだ”としか考えられなかった。

幸い、僕のアタマはミリ単位でリーフを免れた。手でリーフを押しのけたが、波がさらに深い場所へ押し戻した。僕はケガをせずに海面に上がった。この日はツイてた。

その後、その人のサーフボードは良からぬことになってた。このキズは僕のサーフボードのフィンでできたもの。彼のアタマじゃなくてよかったよね?このアクシデントの後、2度と背後から写真を撮らないようにしようと言い聞かせた。でも次の日、また同じように撮影しちゃったんだけど。Haha.

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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