Stolen Magic Board

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この子とは一緒に一生懸命がんばってきた。ワールドチャンピオンのカリッサ・ムーアのようなサーフィンをするという彼女の目標に向かって。昨日の朝、ついに彼女はプロみたいにリップに当て込む方法を理解したんだ。マッスルメモリーがつくられれば、これからの彼女のサーフィンはパワフルでスタイリッシュなものになるだろう。まさしくカリッサのようにね。


ダイスケさんはすごく賢いサーファーだ。ラインナップにどう対応すればいいかを知っている。他のサーファーにドロップインしないことや邪魔をしないことを知ってるし、アウトへの戻り方や、”GO!”と言われたら行くってこともわかってる。僕は今日1番のこのセットに”GO!”と叫んだよ。


Dr.リュウさんはチャレンジが好き。だからロングボードで数本乗ったあと、僕のボードをみて”乗ってみてもいい?”と聞いてきた。実際にはそうは言わなかったけど、彼の気持ちを読みとれたんだ。Haha. で、彼にトライさせてあげたら、最初の波で立ち上がり、こんな風に乗ったんだ。その後、ビーチに戻るまで僕のボードは返してもらえなかったよ。


サーファーにマジックボードを貸して気に入られて、返してもらえるならツイてるよ。Haha. Dr.リュウさんは、このボードを日本に持って帰ろうかなって言ってた。もしそんなことしたら、ポリスに連絡しちゃうから!Haha.

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide