Dangerous 72 Man

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僕は数年に渡ってこのスポットを数回サーフィンしたことがあるんだ。 深い方へブレイクするアウトサイドで凄く簡単にテイクオフしていたのを思い出したよ。BUT, このスウェルでのディレクションは違った。シャロウなリーフの中や上をまっすぐにブレイクしていた。一方通行の入り口と出口しかなかった。岩にぶつかる前にヘビーなテイクオフをしてプルアウトした方が良いよ。

僕たちはそこへ行くためにロングドライブをしたので、僕はキムラさんにちょっとパドルアウトして見て来てってお願いしたんだ。エクササイズにちょうど良いからね。僕は波に乗る必要はないけど、アウトへ行って周辺をパドルして見て来てって言ったんだ。だから彼はパドルアウトしたんだ。

気がつくと、僕は波をキャッチしようとしている彼を見ていたんだ。NOOOO!!!  でもキムラさんは僕の声を聞いていなかったから、彼がとりあえずトライしようとしているのがわかったんだ。だから僕は彼に言ったんだ。「テイクオフして、ボトムターンして、そしてすぐに波をプルアウトして。凄く長い間、波に乗ろうとしないで!!」ってね。

この波にテイクオフする彼を見ながらアウトサイドにいたんだ。その時凄く長く波に乗る彼が見えた。OMG!!!  僕は彼がリーフの方へまっすぐ進んだのがわかった。しかもそれが良くないことになるってわかったんだ。どれだけ深刻なことになるのかはちょっとわからなかった。救急車?病院?

彼は結局鋭いリーフの上を跳ねたんだ。そして彼のDoveインパクトスーツが病院行きから彼を守った。それのおかげで彼は浮かび続け、怪我から彼を守ったんだ。肩にちょっと小さな傷があったけどラッシュガードは裂けたよ。キムラさんはラッキーだった。僕は彼にそこでまた絶対サーフィンをしないように言ったよ。

(翻訳: タナカ チヨコ)

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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