Backdoor: Go or No?

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ぼくは1988年からずっとBackdoor/Pipeline/Off The Wallでサーフィンをしてきた。何千本もの波、何百回ものセッション。多くのバレル、ワイプアウト、何本もボードを折った。今年、何度か波がビッグな日にサーフしたあと、どれほど危険な場所なのかを実感した。毎日のように怪我をするサーファー、ボードを折るサーファーがいて、時には命を落とすサーファーもいる。先週、僕は人生で最悪のワイプアウトを2回した。スティープな波でのドロップが上手くできず、ボトムに落ちてリーフに叩きつけられた。リーフにはり付けられている間、ここで何をしているかを考えたせいで目が覚めた。僕はジョン・ジョン・フローレンスやバロン・マミヤ、ジョシュア・モニーツ、ジーク・ラウみたいな世界のトップサーファーたちとサーフィンしている。彼らの多くは1988年には、まだ生まれてすらいなかった。で、ぼくが何を学んだか? 実際に僕はオジサンってことを学んだ。とりあえず最年長だったからね。そこでチューブに入ることは、この世で最も最高なフィーリングだってことを学んだ。そして、自分の気持ちが”GO!”と言っていても、身体はおそらく”NO!”と言っているということを学んだよ。Haha.

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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