35年前のある日、海でニール・ミヤケに出会った。いつもバックドアで撮影してる彼を毎日のように見かけていた。恐ろしいバックドアのインパクトゾーンで波待ちをしている彼のことをクレイジーだと思ってた。バックドアにはチャンネルがないから逃げ場がない。非常に浅いリーフに大きなパワーがかかるから、常に大きな危険にさらされる。失敗の余地はないから、かなり注意する必要がある。命を落とした人もいて、かなり緊張する場所だ。
みんながそれぞれお互いを見守り、リスペクトしあい、そこにいる全員が”Wave of the Day”を求めていた!もちろん、僕らみんなが究極のハイリスクをとっていた。ニールが撮影した僕はかなり危なそうだ。この時はかすり傷ひとつ無く済んだが、いつもそうとは限らない。何度も救急病院に駆け込まなきゃいけなかった。ハイリスク=ハイリターン。それはサーファーにとってもフォトグラファーにとって中毒性のあるものなんだ!
35年後に時を進めよう。僕らは歳をとって前よりも賢くなった。アラモアナボウルズでのリスクはかなり小さい。だけど、今でも僕らは大好きなことをしているよ。ニール、35年間ずっと思い出づくりをありがとう!