Hard Work is 110%

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地震から1年足らずで仮設住宅近くにお店がオープンしたなんて信じられる?今までは、卵や野菜みたいなものを買うのに長時間車を運転しなければいけなかったんだ。だから車の無いおじいさんやおばあさんは買い物をするのは大変だったはず。それで、ある女性がみんなからの支援を得て一歩踏み出し、実現した。こういうビッグプロジェクトを実現するにはモチベーションもガッツも必要だし、ナオミさんが経験した困難を思うと、すごく心動かされるんだ。悲しい話を持ち出したくはないけど、彼女の旦那さんが今も行方不明だという事実を思うと胸が張り裂けるよ。でも彼がここにいたら、絶対に素晴らしい奥さんのことを誇りに思ってるはず。
その日、色んなものが必要なお客さんが小さなお店にいっぱい来てくれて、夜の最高のディナーのために新鮮でヘルシーな食材を買ってくれた。あの日並んでいた一人ひとりのお客さんは、待つことをいとわなかったと思う。僕はお金や物資を寄付してくれた人それぞれに感謝したい。決して忘れないよ!

1年に一度、石巻のサーファーたちが集まって飲み会をしていて、アズミさんが僕らチームを招いてくれた。部屋に入ってすぐ、みんなの笑顔が見られてすごく嬉しかった。アズミさんが津波の後すぐに言ったことは忘れないよ。彼は、“僕らはサーファーで強いから、震災を乗り越えられる!”と言ったんだ。1年前は笑顔の人は一人もいなかったけれど、この夜に僕が唯一覚えてるのは、みんなの白い歯だけだよ。smiles everywhere!
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本当はミッション6で小渕浜のお祭りに行きたかった。マツが予定をアップデートしてみたら、そこでお祝いする時間が全然なかったんだ。小渕浜の人たちは毎日毎日、朝早くから夜遅くまでフルスピードで仕事していた。一日中20−30キロのワカメを持ち上げるのは大変な仕事だよ。僕は仕事の間じゅう、“ハードワーカーたちだから僕らは何でも出来るはず。どんなことも出来る!”って考えながらチームのみんなを尊敬してた。寒い中で汗をかき、背中を丸めて仕事をして、休み無くもなく仕事するのはまさにHARD WORKだった!その日色んなことを学んだよ。人生に与えられたことなら何でも、110%のエネルギーで努力し、全力で取り組むってことを学んだんだ。その後、家に帰ったら何かをやり遂げた気分で満足だった。人生の毎日をこんな気持ちになりたいって思う。僕はタフな仕事をしてると思ってたけど、今は僕の仕事なんてイージーだって思う。だから、きっともう二度と文句はいわないと思うよ。
ミッション6チームについて書こうと思ってるけど、すごく長くなりそうだから、今夜セーブするつもり。素晴らしい一日を過ごしてね。そして今、どんなことをしていようとも、全力で頑張って!
thank you again from the bottom of my heart!

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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