Sharks or Whales? Which is more scary?

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3日経って、メンタルもフィジカルもやっと普段通りに戻った気がする。思い返せば、パドリングに時間をかけていたら、もっと体力的にラクだったはず。身体のあちこちが筋肉痛で、乳首もこすれて取れそうな感じ。先月、初めて同じコースのコンペティションに参加した友達がいるけど、3時間48分だって。この記録には何としても近づきたいと思ってた。だから今は僕にも可能だと分かったし、モロカイからオアフも出来ると思ってる。でも、次回は違う。まず、ビッグなウォーターボトルをボードに着けていかなきゃ。水は重要だ。
次に、絶対に振り返らない。後ろを見たせいで、8回もひっくり返った。だけど、ビューティフルなサンライズを見ないなんて難しいよ。第3に、リーシュは着けるかも。友達は、僕がリーシュを着けなかったことを信じてくれなかったよ。正直言うとみんながリーシュ着けてること知らなかったんだ。でも、アウトに出た時に考えてた。“wow, 波にヒットしてボードと離れたら、風はボードを、カレントが僕を、別々の方へ流すだろうな。もみくちゃになるってことだ!周りには誰もいないから助けも無く、僕は海で行方不明だろう”。
だけど、変更しないことは、まず夜明け前に出発すること。暗いうちに出発するのはアドレナリンラッシュだよ!水に触れる度に血が騒ぐ。それに、ヒュージなショアブレイクを波を見るのもヤバかった!鳥も山も波も風も、太陽が昇る美しい眺めも、パドルしてる間の見どころだったよ。もう一つ、変更しないのは、一人きりでやるってこと。沖に一人で出るのは違う意味でゲームだ。リスクが高ければ得るものも大きい。かなり興奮して、かなりハッピー。僕は人が全然いない場所にいくんだ。待つ人も、追いつこうとする人も、競争する人も、お喋りする人もいない。そこにはピュアな自然だけ!
何人かが、サメは怖くなかったのって質問したよ。ノー。いっぱいサメを見たし出くわしたけど、全然恐くなかった。もしサメに食われたら、それまでのこと。僕に出来る事なんか何もない。海は彼らの世界だし、そこに入っていくのは僕なんだ。実際、パドルの間じゅう、デカいタイガーシャークが着いて来てたのも分かってた。でも、唯一怖かったのは、クジラ。あちこちで巨大なクジラがジャンプしてるのに気付いたし、昔、自分の目でも確認した。もしクジラがジャンプして僕をふっ飛ばしても、楽しくないでしょ。楽しいかも知れないって?笑
新たな趣味を発見したよ。最高のエクササイズだったから、友達も夢中にさせようと思ってる。今でも鳥と一緒にサンライズを見た時のこと考えてるし、山みたいな50フィートの波のこと考えてる。それに、ダイアモンドヘッドにかかるビューティフルなレインボーや、色々驚いたことを思い浮かべてる。友達のケオニは、僕がやったようなことは誰もしたことないと言ってた。初めてのパドラーが、一人でコースを完走。パドルする前に、そのことを教えてくれていなくて良かったよ。だって、考え直してたかも知れないから。でも今は、人生のビッグなゴールを達成したような気分。海での自信がさらについたし、人生での自信もついた。僕は自分が考えたことはどんな事でもやり遂げられるような気持ちだよ。
甥っ子たちもパドリングに連れて行きたいと思う。もし僕みたいなラフなロングコースを完走できたら、サンセットやパイプラインの15フィートの波にパドルインするのに自信がつくと思う。それに、一日中、できるような気がすると思う。早速電話しよう。笑
旅の途中で、いくつかビデオクリップを映した。check it out.
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=trgzi5uT-Qg[/youtube]

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide