Worlds best oysters

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今日は牡鹿半島まで行った。津波の被害にあった村があちこちにある。ここは、僕らのファーストミッションで多くの時間を過ごした場所。なぜなら、外からの支援が最後に届くような場所だったから。そして、後に友達となる、素晴らしい人たちに出会った場所でもある。みんなの笑顔、頑張っているみんなに会えて、本当に最高だ。
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アベさんの漁村は津波の被害にあった。もうすぐ3年が経とうとしているけど、彼は今でも仮設住宅に住んでいる。でも、会えばいつでもビッグスマイルだ。ミッション1の後、彼に”戻って来ますから”と言ったのを覚えてる。彼は信じてくれないと思ったけど。でも今では、家のドアをノックすれば、出て来てくれて”Aloha!”って言ってくれるんだ。そして毎回、僕を見てビックリするんだよ。僕らはハグして、おしゃべりして、帰る時には”また会いましょう!”と言うんだ。その言葉を、今はもう信じてくれる。
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そして、小渕浜に行った。ここは諦めることをしなかった漁村のひとつだ。津波が村全体を襲ったすぐあとに、漁師さんたちは一致団結。朝から晩まで漁港をクリーンナップした。そこにはブイや家、漁のネットや木々、転覆したボートやつぶされた車があちこちにあった。少しずつ、村が元の形を取り戻していった。そして今では村の機能が戻り、ビジネスがスタートしている。熱意あふれる素晴らしいストーリー。
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木村さんが案内してくれた。僕がオイスターが大好きだって知っているから、漁師友達の1人がバケツからカキを取り出して、その場で開いてくれたんだ。omg, 超フレッシュで超ジューシー!
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サイトウさんは新鮮なオイスターを食べてる。海で1年かけて育ったものが、1秒で胃袋の中。僕は結局15個食べた。もっと食べれたけど、食べ過ぎたくなかった。
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そして、木村さんがボートに乗せてくれると言った。フレッシュなオイスターを穫りに海に出たんだ。僕は最高にハッピーだった。これは、地震のすぐ後に、津波を避けるために海に出たボートと同じもの。木村さんは水も食料も無いなかで、2日間ずっと海にいたそうだ。なんて辛い話だろう。
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それから、ケリア・モニーツが2度目のワールドチャンピオン!!! 昨日、2年連続でコンテストで優勝したから、ASPワールドチャンピオンのトロフィーをハワイに持ち帰ってくれるはず。good job Kelia! 一度ワールドチャンピオンになるとは思ってたけど、2回はまさかと思ってたよ。awesome girl!

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide