いままでハワイで生活してきて、いろんなことを見てきた。だまされたり、ごまかされたりした。ウソもつかれた。ハワイでの生活にはいろんな経験があるから、本に書けるかも。良いことも、悪い事も、醜いこともあった。大人になるまでには、たくさんのアロハが感じられた。でも最近は、アロハがどこで生まれるのかみんな忘れていると思う。僕は、いかに信頼できる人間になり、みんなに良いところをどう分かってもらうかを学ぼうとしてるよ。ほとんどの人が辛さを乗り越えてきたけど、そうじゃない人もいる。だいたい一番頼りになって信用できるのは、友達か、友達の友達だよね。いつでも頼れるのはこういう大切な人だってことに気づいたんだ。オアフに今でもビューティフルなアロハがあるっていうことをすごく嬉しく思う。
例えば、パットのこと。5カ月前から、船底のペイントのエキスパートを探してた。いろんな会社に電話して、あちこち走り回った。みんなが3倍の値段をふっかけようとしたり、約束したことを守らなかったり、知らないふりをしたりした。それからやっと、仲のいい友達が、“パットがいいよ!”と教えてくれた。すぐに電話したら、もうブラザーみたいな感じだった。信頼できる人、頼れる人って感じだった。会う約束をしたら、時間どおりに来てくれて、僕が必要としていることをいとも簡単にやってのけた。
こんな日々があって、僕は学ぶプロセスを見つけた。グッドサービスはどんなものか、バッドサービスはどんなものかわかった。グッドサービスの人たちは、安定的な収入でいつまでも続く。バッドサービスの人たちは、始めはもうけられるけど、最後はダメだ。それは、僕が自分自身のビジネスをもって気づいたことだ。信用、信頼、そして誠実さが人生の成功の秘訣だってことを。もし僕にそれがなければ、いまの自分はない。だから、僕に正しいこととそうでないことを教えてくれたみんなにサンキュー。みんながいなければ、学べなかったよ。