エルサルバドルは世界でもっとも危険な国とみなされている。
ここでは1時間に1人が亡くなっている。そして99%が未解決のまま。
警察は取り締まりを強化しようと全力を尽くしているが、長い道のりだ。
ここに旅をするまえ、危険な国だと分かってた。でも、人のことは信じなければいけない。どこへ向かってるのか分からないまま、エアポートからこんなタクシーに乗り込んだ。山に連れていかれることもありえたし、そうなっても僕にはなにも分からなかった。幸い、1時間後に目的地にたどり着いた。
夜遅くに、真っ暗なストリートを歩くなんて考えられないだろう。そうしなければ、どうやってディナーを食べに行ったらいいんだろう?正直言って、夜に一人で歩くのはけっこう怖かったよ。すごく暗くて、みんなが銃を持ってるようにみえた。ぜったいにビッグなマシンガンだった。
それに、早朝にドーンパトロールするなんて、想像つかないはず。バッドな奴らがまだ外にいる時間。こんなこと、僕にもアミーゴたちにも言わないで。
早朝に出かけて、パーフェクトウェーブをスコアしたのはご褒美。リスクが大きいほど、ご褒美も大きい。こういうのが大好きなんだ。
このトリップのあと、誰かがまた行きたいかと聞いた。ぼくは”no,次は2番目にデンジャラスな国に行くつもり。グアテマラにね。そこはもっと怖いはず!”と答えた。