僕らはこの漁師さんに出会った。彼は、3月11日に彼の身に起きた出来事を話してくれた。
地震が襲った時、彼のように自分の船を所有している漁師さんたちはみんな、船に駆け上がり、もうじき来るであろう1m (3 feet)の津波から船を守るためにスピードを上げて海へ出た。
海では小さな津波は、実際には20m (60 feet) にもなった事を知った。彼は、行方不明の妻と娘、息子を探しに2日後に戻った。2人のお嬢さんは、まだママと弟が家に帰ってくると信じているけれど、まだ見つかっていない。僕は今までこの2人の少女たちのような、悲しい表情を見たことがない。今にも涙が出そうだったから、彼女たちの目を見ることが出来なかった。父親は強く、そして娘たちは彼のこれからの人生の宝物だろう。ハワイから持って来たTシャツやクッキー、そしてハワイから来た人がそれらを彼女たちに渡した事は、父親には意味深いものだった。彼はずっと“来てくれてありがとう”と言ってくれた。僕みたいな人が、何て返事をしたらいいんだろう？ 言葉を失った。そして、2人の少女を思って心が痛んだ。次は、彼女たちを笑顔に出来るようにしたいと思う。
ハワイにいるみんな、寄付を募集したり、お金や物資を寄付してくれて、ありがとう。ここが、目指す場所で、これこそが僕が実現させたかった事だ。みんなは素晴らしい事をしてくれているんだ。これが全て完了したら、僕はメンタルホスピタルで、自分自身をチェックしてもらい、心にある全ての悪い感情を取り除いてもらおうと思ってる。困難に直面している人や愛する存在を待ち続けている人を思うと、温かい食事のある暖かい家に戻る事は辛い。日本への支援を続けていこう。
