Deadly Hurricane Irma

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 ハワイ以外の海でダイビングして、すごくワクワクすることは、いつもと違う魚たちをハントできることなんだ。でも時には、いつもと違うテクニックも必要だけどね。僕は沖縄の海で美味しそうなこの魚を見た時、真っ先にダイブしてじっと見てたよ。 僕は魚と目を合わさないようにして、ゆっくりと泳いだ。そうしてこの写真が撮れた。      a pretty much perfect shot.
 それから僕は那覇の魚市場へぶらっと立ち寄った時、全く同じ魚が売られているのを見たよ。その魚は3200円、ドルで言うと30ドルもしていたよ。なんて高い魚だろう!!! ナイスなツムブリもスピアしたよ。刺身に最高!! Irmaは史上最大のハリケーンだ。島々に大きな被害を与えながら移動している!こんなストームはすごく恐ろしいけど、同時にサーファーの夢なんだ。僕たちは最高の波に乗るために波を追いかけている。僕は25年間こんなストームを追いかけている。リスクもあるけど、その分ご褒美もあるんだ。
不運にもハリケーンIrmaは若いサーファーの命を奪った。この16歳の少年Zander Veneziaはバルバドスで、このストームの中サーフィンをして亡くなった。彼はリーフにぶつかって溺死した。彼が溺れる前に友人にこう言ってたそうだ。”僕は人生で一番すごい波にのるよ。”って。
どのニュースでもハリケーンIrmaの波でサーフィンすべきではないとリポートされている。そうだよね。普通の人はそう思うだろう。でも僕たちサーファーはリスクがあるってわかっていても波を探しに行くよ。僕たち人生は死と隣り合わせ。ほとんどのサーファーは人生最高の波に乗りに行きたくなる。この少年もそうだった。he’s my hero.
(翻訳:タナカチヨコ)

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide