Blurry Memories

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10月中旬だけど、まだサウススウェルをゲットしてるよ!おかしな気候パターンだけど、受けて立とう。こんなに波がビッグになるなんて、誰も思ってなかったんじゃないかな。

家を出るとき、バレルになるってすでに分かってた。こんな風にスーパーウィンディーなオフショアのときが好きなんだ。波が野獣へと変身するからね!テイクオフはイージーじゃないし、スーパーレイトドロップ、ボードはあちこちで飛んでる。考えただけでかなりデンジャラス。

世界で一番ビューティフルな場所。ここにベッドを置いて寝られたらいいのに。このセットがブレイクした直後、アウトサイドに2人のジャパニーズツーリストがいるのを見かけたんだよ??? huh? セットの風で吹き飛ばされたってこと。2人はまさしくインパクトゾーンにいたから、目を離さずに見てた。波についてのことも知らず、サーフィンの仕方も知らないはずだ。すぐにヤバいことになるだろうと思ったから、井上さんとサーフィンしながら彼らを見張ってた。そのうち、セットが彼らの頭上でブレイクするのを見た。パニックになりビビって、インパクトゾーンで、もみくちゃにされてた。彼らは気づいていなかったけど、カレントが岸に連れて行くと思った。そしてパドルして海から上がろうとするところを見かけた。僕も岸に戻ってたから、彼らに”hey, アブナイよ!こういう日はキミたちにはムリ。海に入っちゃダメだよ”と伝えた。彼らは”どこから上がればいいの?”と聞いてきた。 omg, ビーチがどこにあるのかすら分かってなかったんだ。

インストラクターがいないのに海に出ようとするなんて、どうしてだろう? こんな風にパドルしてくる人たちを見かけることがある。どこにも行けないだろうけど。とりあえず、この人はボートチャンネルまでの強いカレントにのって漂流してたから、結局はビーチまでトウインしてあげることになった。僕はショートボードだったから、結構なワークアウトになった。すっごく疲れちゃったよ。haha.

デスクトップのフォルダで見つけた写真。茅ケ崎の友達にディナーに誘われたときのクールな夜。僕が到着したら、もっと友達が集まってた。みんなが”Surprise!”って言うまで、なにが起きてるのが気づかなかったんだよ。

一晩中、ケーキとジャックさんのショット。信頼できる友達がいて感謝してる。あの日の夜、どうやって家に帰ったか覚えていないからね。もう6年前の出来事だけど、いまでも思い出せない。haha. 僕が知っているのは、ワンダフルな人たちと一緒に過ごしたワンダフルナイトだったってこと! Blurry Birthday Memories…

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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