Mauna Kea Protocol

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マウナケアへ一人で行くつもりだったんだけど子供たちが家の外で遊びたいって聞いたんで「omg, 甥っ子の息子たちを連れていこう!!」って思ったんだ。だからそういうわけで彼らは流れに任せて僕と一緒に行くことになったんだ。全くのノープランで僕たちはマウナへ行く!僕はMateusを抱っこして、Noahはちょうど後ろにいた。間際に僕の兄は「僕のチケットも取って。」って言ったんだ。そういうわけで僕たちは世界中のみんなが経験すべき事を体験しに行ったんだ。
  
この子たちと飛行機に乗ったのは初めてだった。the loved it!
  
レンタカーに乗ってマウナケアへ向かった。午前11時に到着した。その時ちょうど正午のプロトコルの前だった。この時彼らはお祈り、チャント、フラ、そして神様に礼拝するんだ。
  
僕たちは常夏から凍えるような寒さに雨が降る山へ行った。Mateusは準備万端だった。
 
毎日ニュースで見ているその場所まで歩いて上がるのは凄く大変だった。僕はこの正に近くまで行った。なぜなら本当に心配していたから。でもそれはテレビのようなものではなく、よりリアルで、よりディープで、よりエモーショナルだった。僕は人々の悲しみが溢れているのを見て感じることができた…
 
祈る人たちは全てハワイアンだった。僕は理解出来なかったけどメッセージを感じることはできた。そして彼はフラを踊りだした。それはまた違うものだった。今までフラダンスを見たけど、このフラはリアルで緊迫した感情的で凄く力強いものだった。僕はずっと鳥肌が立っていたよ。
  
それから世界で最も人気の俳優、Jason Momoaがやって来た。彼は彼のファミリー、子供たち、そしてマウナケアをサポートする友達とやって来たんだ。
 
彼がthe Kupunaに捧げものをした時、凄くエモーショナルだった。彼が映画で今まで演じたどの役よりも力強かったし、彼の悲しみはリアルだった…僕は最前列にいて、そのバイブを感じたから、こう言えるよ…
 
彼の言葉は「来るのが遅くなってごめんなさい。起こってはいけないことが1つある。それは、あの望遠鏡はここに建てることだ。僕たちはここから離れない!」だった。
 
まず最初に僕はマウナケアへこの子たちを連れて行くのをためらっていた。でも考えて10秒後には僕は「この子たちはハワイアンなんだ。彼らはこの事態を見なくてはいけないんだ。彼らはそれに賛成しても反対しなくてもいいんだ。彼らは自分たちのためにそれを見なくてはいけないんだ。」って思った。これはハワイとハワイアンたちにとって歴史的な瞬間なんだ。この結末はこの子たちや、彼らの次の世代にとっての未来を形成するだろう。こういうことは学校で習うことではない。本当にリアルなことだ。僕はUncleとして、彼らをそこに連れて行く責任があるように感じているんだ。そしてもさは僕のMomが知ってしまったら、彼女は僕を殺すだろうね!
(翻訳:タナカ チヨコ)

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide