僕は13歳のころからずっと写真を撮り続けている。覚えているのもあれば、忘れてしまった写真もある。マジックなものと、そうでないものも。でも、僕がとらえたマジックな瞬間は何千もの言葉に値する。そんな一枚を例に挙げるよ…風速48mオンショアの風、スーパー暗くてどんよりした朝。パーキングには誰もいないし、もちろん沖にも誰もいない。こんな日はベッドから抜け出したがる人すらいない。海を見ても、あちこちがスープだらけ。ストーミーなオンショアの風にあおられて、1分間に何百本もの波が押し寄せている。まさに洗濯機がフルサイクルで回ってるような感じだ。こんな状況では誰もやりたがらないけど、こういう日こそ多くを学べる。海について、そして自分自身について学ぶだろう。生徒には”意思あるところに道は通ず”と言ってる。ポジティブに考えれば、どんなことも達成できるということ。あの朝、ラインナップに出るだけで勇気とコミットメントがいる。だけど、いったんアウトに出て一本乗れば、人生の見方は別ものになるだろう。自信や満足感が得られるはずだ。もし僕のことが信じられないなら、ササキさんに素晴らしい朝のこと聞いてごらん。これは、”ひと vs. 自然”を撮ったベストフォトの一枚。pure commitment on the paddle out. i just love it…