友達から最近どこでサーフィンしているのかって聞かれたら、ノースショアだと答えてる。さらにいつなのか聞かれたら、話をそらしてる。どこでサーフィンしたのか正確に教えたくないんだ。なぜなら、そこはスーパーシークレットポイントだから。それがどこなのか誰にも言ってないからこそ、今でもシークレットポイントのままなんだよ。いつもは僕一人なんだけど、この日はトリンコが後ろにいた。2人だけで波をシェアして笑い合ってた。
サンセットのクオーターファイナルでセスが負けたのは、かなりガッカリした。胸が痛すぎて、今でも気分が悪い。セスが負けたあと、WSLがインタビューをしていた。家に帰ってからそれを見て、こう思った。”あぁ、セスは勝っても素晴らしいけど、負けても素晴らしいな。スポーツマンシップに溢れていて、どこか落ち着きがあるな” この子のことを誇らしく思わずにはいられない。
セスを撮影した写真をいろいろ見返していたけど、これが一番かわいかった。泳ぎを学ぶ前なのに、リーシュなしでクイーンズでサーフィンしたとき。兄や姉に引けをとりたくないっていうのが唯一の理由だ。クイーンズではモニーツの5人兄弟と最高のサーフセッションをしたよ。カメラを構えて波待ちし、一日中笑ってたんだ…