Travel Reality: The Patience Test

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ハワイを出発する時、僕は全て準備をして持って行った。マジックボードは慎重に梱包したし、他の物もできる限りそうしたんだ。

空港に着いた時、エアラインのスタッフが僕に「横に行って、DPDアプリをダウンロードして、必要事項を埋めて下さい。」って言ってきたんだ。僕には何のことかわからなかったんだ。彼らが言うには、オーストラリアへ着陸する全ての人に対して必要なことらしいんだ。wow, それは知らなかったよ。

彼らは20分かかると言ったけど結局45分かかっちゃったよ。訳が分からなかったし、スマートフォンやWi-Fiがない人たちはどうするんだろうって思ったよ。

とにかく何とか政府からの要件を埋めて、チェックしてその場を離れたんだ。また空高く飛ぶのにワクワクしたよ!

2回のロングフライトでトータル19時間かけてやっとバリに着陸したんだ。

また旅行するのは凄くワクワクするよ。

オーストラリアは美しい国だよ。

ジェットスターは以前からよく使っているお手頃価格のエアラインなんだ。ハワイからバリまでのチケットがたった350ドルなんだ。だから文句は言えないよね?

この35年間で何千ものフライトを経て僕は旅行してきた。そして荷物をなくしたサーファーたちの恐ろしい話を聞いたことがあった。ええっと、あの恐ろしい話はついに初めて僕にも起こってしまったんだ。僕の最高のマジックボード3本が入ったサーフボードバッグがハワイとバリの間のどこかで紛失されたんだ。僕は知らせをずっとずっと待っていたんだけど誰もそのバッグがどこにあるのか言えなかったんだ。僕は荷物をなくした人がビクビクしているのを見たことがある。でもhey, その時にしないといけないのは何だと思う?とにかく落ち着いて行動すれば全てが上手く行くよ。

不安と共に空港を出発したんだ。サーフボードをなくしてしまったに違いないけど僕は無事にバリに到着したんだ。まだマシだよね?とにかく今日は長い1日だったからシャワーを浴びてビンタンビールを飲まないとね。蚊もいないし、ぐっすり眠れそうだよ。

(翻訳: タナカ チヨコ)

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide