昨日の朝は暗いうちにパドルアウトした。ファーストウェーブをキャッチして3回目のターンをしたあと、プルアウトした場所のすぐ近くに人影が見えた。その影は波間に消えた。なにか見てみたら、おばさんがロングボードにしがみついていた。しばらく波に巻かれていて、今にも死にそうな顔をして水面に出てきた。大丈夫か聞いたら、”いいえ、大丈夫じゃないです”と言った。僕は状況を理解した。
とりあえず彼女をサーフボードに乗せて、インパクトゾーンの外までプッシュした。まだショック状態だった。落ち着かせるために、どこから来たのか聞いてみたら、ニュージーランドだと答えた。どこでサーフボードをレンタルしたのか聞いたら、ホテルだと。どうして沖に出たのかと聞いたら、ビーチからは波は小さく見えたと言った。OMG. 全然小さくない。

彼女にサーフボードを貸したホテルは恥を知るべきだ。そして、ツーリストやビギナーの皆さんにも、ボウルズは優しい波じゃないと言いたい。波はパワフルでライフガードもいず、カレントも強い。ハワイでのバケーションで命を落としたくないなら来ないほうがいい。この女性は暗いなか実際にアウトに出たが、誰も見ていなかった。もし僕が彼女をボードでひきそうにならなければ、今ごろ彼女の居場所を知るひとはいただろうか。彼女をビーチに連れ戻してあげたが、彼女はこの経験を孫たちに聞かせることになるはずだ。






