11日間のうち9日は海の上にいて、雨が降ったり嵐になったり雷が鳴ったり曇ったり、稲妻が光ったりして、ずっと暗かった。フォトグラファーの僕としてはいい写真を撮るにはすごく大変なチャレンジになった。カメラも濡れ、全てがフォギーでウェットで汚かった。何枚かはちゃんとした写真を写そうと思ってたからカメラを限界いっぱいまでセットアップしなきゃいけなかったんだ。サーフィン日和で波が良かったのに天気だけが悪くて、写真を撮るのが難しくてイライラした。どこに行けばいいか分からない18人がボートに閉じこめられてるのを想像してみて?来る日も来る日もだよ。僕はかなりベッドと仲良くなったんだから。笑
フィッシングは最高だった。たぶんメンタワイで一番ベストのフィッシングだったかも。ほとんどの場所の水は汚かったけど、昔ながらのやり方で魚を捕まえなきゃいけなかった。ほとんど毎日、サシミとポケ。
どんなトリップでも、いつも誰かがケガをする。今回は鈴木彩加だった。こんなに辛抱強い16歳の女の子は今まで彼女以外に出会ったこと無いよ。毎日戸田さんが彼女の切り傷にライムをしぼっていたけど、彼女は我慢したんだ。アヤカのこと、すごくリスペクトするよ。
ここがMacaroni’s。メンタワイのコンディションを左右する。この波さえあれば、最高の一日になるはず。
水野亜彩子はバースデーガールだった。インド洋のど真ん中で19歳になった。彼女にとっては忘れられないバースデーだっただろう。
そろそろパソコンに写真をアップロードしてソートし始めなきゃ。こういうのが仕事の中で一番嫌いな作業。写真を見るのは大好きだけど、オーガナイズするのは嫌いなんだ。短い時間のなかでのシューティングで何枚か素晴らしい写真が撮れたから、お楽しみに!