One Day, Once Chance…

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一日で時々、チャンスが一回だけある。だからそのチャンスが来たら、実行したほうが良いよ。この7年間、僕はこの生徒に僕が”GO”って言ったら、行った方が良いって圧力をかけている。彼女は行く時もあれば、行かない時もある。彼女が行く時は成功しようが、しまいが関係なく何かを学んでいる。でも彼女が行かない時は何も学べなかった。だから最近彼女は波がニーハイであろうが20’であっても行っているんだ。そしてそのおかげで彼女は上手くなっているよ。

今朝は超スモールだった。多分1番ビッグで凄くスローなウェストハイだ。僕たちが楽しんでいた場所は何も特別なものは何もないよ。僕の生徒はたまたまその日の最高のセットが来た時にボウルズのアウトサイドのピークにいるだけなんだ。僕は”GO!!!!”って叫んだら、彼女はターンして一生懸命パドルし、その日1番のビッグで最高の波に乗ったんだ。

幸いにも僕はカメラを持っていたから、撮影を始めたんだ。そして彼女はパーフェクトなタイミングで立ち上がったよ。

膝を曲げ、前を見て、凄く落ち着くんだ。

彼女はいとも簡単にメイクしたよ。

それから彼女はボトムターンをし始めた。

素晴らしかったよ。

僕が波を超えた時、彼女がちょうとターンして波を下っているのが見えたんだ。

あれは今朝1番のビックリで良い波だった。あの波は彼女にとって、素晴らしいチャンスで、そしてそのチャンスを掴んだんだ。彼女があのチャンスを掴まなかったら、多分しばらくの間後悔してるだろうね。でも彼女はあのチャンスを掴んだから家に帰る間の車の中でずっと笑顔だったよ。それに恐らく今夜、寝ている時も笑顔だろうね。haha.

(翻訳: タナカ チヨコ)

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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