Hand Made

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波の上で誰かを押して、その時に同じ波をキャッチしようとすることは凄くチャレンジングなんだ。そのタイミングはパーフェクトでなければならないし、そうなれば僕は横でライドできて、生徒にコーチできるし、写真も撮れるんだ。この時の全ては「前を見て!」って僕が叫んで、その時僕の生徒が僕を見るまではパーフェクトに進んでいた。そう、僕は左側にいて、彼女がこっちに来たんだ!Ouch!

32年前に僕が日本へ行く前、僕のオオサキおじいちゃんはこの小さなノートを僕にくれたんだ。そしてそれには50ドルもくっついていたんだ。どういうことなのか僕にはわからなかったけど、今はわかるよ。それは旅行へ行く時に子どもたちや孫たちがお金を使えるように小遣いをあげるという日本の文化なんだ。僕は32年間これをそのままにしていたんだ。だって僕のおじいちゃんの本当の日本のスピリットを思い出させてくれるからね。スピリットは僕も続けるよ。

おじいちゃんは僕の家を手作業で建てたんだ。その当時みんなこんな電動工具を持っていなかった。僕も電動工具なしでどうやって作業するのかわからないよ。おじいちゃんは自分でどうやって全部作業したんだろう?僕は周りを見回しながらソファに座って、彼がハンマーで一本一本釘をたたいているハードワークを想像してみたよ。Thank you Grandpa!

(翻訳: タナカ チヨコ)

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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