Back to Back Barrel Trip

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12歳のときに最初のチューブに入って以来、その感覚に惚れ込んだ。言い表すのは難しいけど、想像してみてほしい。チューブに入ると全てが静寂に包まれるんだ。時間が止まり、安らかな気持ちになる。そしてバレルの中にいるのが長ければ長いほど、気持ち良さは高まる。この世で最高の気持ちよさだと思う。
チューブを追い求めることは僕の長年の夢でもあり、仕事でもあった。世界中を旅した様々な場所のなかで、インドネシアがベストだったと思う。コンスタントで温かく、そしてあちこちにバレルがある。


みんな予定が詰まっていたから、これから行く予定のトリップはかなり昔に計画していた。もちろんその時には波がどうなるかなんて誰にも分からなかったけど、予定が近づくにつれて、それが良いアイディアになってる。昨夜、波予想をチェックしたら、2つの巨大なウネリが行ったり来たりすることに気づき、体がうずいた。最初のウネリは8-10フィート、次は10-15フィート!その日までなかなか眠れなさそうだ。だけど、到着してしまえば、僕がするのはチューブを探すことだけだ!

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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