Paddle hard, commit, and hope for the best!

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2018年のクルイトリップの写真をもう少し。


旅には時間がかかるし、我慢や理解、柔軟性が必要だ。チャンスを逃さず、変化や学びを求めなければいけない。木村さんと僕はいつも空港のカウンターで、一番かわいくて親切に話してくれる女の子を探して最善を祈るんだ。うまくいかないけど。Haha.


このトリップの最終日、親しい友人が突然亡くなったというショッキングな知らせを受けた。身動きが取れなかった。心も身体もまったく機能しなかった。完全にふさぎ込み、ただ家に帰りたかった。この写真を見ると悲しみがよみがえる。だけど同時に、命に感謝する。スコアしたってことだよね?


マツのディープなテイクオフ。


マツとエリちゃんがパーフェクトウェーブを待ってるところ。


メガスウェルが当たると海全体が生き返ったようだった。嘘をつくつもりはないけど、ここのポイントでパドルアウトするのはちょっと緊張した。かつて一度もサーフしたことがなく、聞いたことも、見たこともなかったポイントだ。こんな10フィートのモンスターウェーブに6’2のボードでパドルアウトするのはチャレンジになるだろうと思った。人の小ささをみて!


そこにはサーファーはたったの3人だけ。波が入ってきても、誰も見向きもしなかったし、乗ろうともしなかった。どうしてだろうと思い、パドルアウトしようと向きを変えてチューブの中を見たら”no thank you!”だった。ここで失敗したら命を落とすだろう。誰も急いで波に乗ろうとしていなかったから、結果的に交代で乗ることにしたんだ。自分の番じゃなきゃいいのにというのが何度かあったけど、やる気を出して乗るしかなかった。強くパドルし、コミットして、あとは最高の波を祈る!

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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