WSL: Making the CUT

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マーガレットリバーでのコンテストの前、セス・モニーツは世界ランク24位だった。そしてこのイベントの後はトップ22位のサーファーだけが再出場資格を得られることになっていた。セスはマーガレットリバーでいい成績をおさめたことがなかったから、ちょっと心配していた。というか、かなり心配していた。もし上位22位に残れなかったら、僕らの心は打ち砕かれてしまうだろう。今年のイベントは今回までどれもライブで観たけど、今回のは観たくなかった。勝っても負けても感情が最高潮に達してしまうはずだから。僕は旅行中だったから、彼のヒートはおそらく車か電車かホテルか、僕がその時にいるどこかで観戦する必要があった。どのヒートでも、僕は大声で怒鳴ったり叫んだりするだろう。うるさすぎて、誰かが日本の警察を呼ぶかもしれない。
とりあえずコンテストが終わるまではメールなどはチェックせず、追い出されることはないホテルの部屋にこもってた。ヒートの一つ一つを観戦し、頭を抱えて叫んだ。OMG, セスはセミファイナルに進んだ!今年一番の成績で、ツアーの再資格を得た。そして世界ランク13位にジャンプアップした。

彼はあるインタビューでこう言った。”お父さん、お母さん、髪がなくなるほどストレスを溜めさせてごめんなさい” そう、僕はその気持ちがわかる。一年中ストレスがたまって、髪の毛が半分になっちゃうんだよ。

セスのパフォーマンスはとにかく最高だった。彼はグリフィン・コラピント、コナー・オレアリー、イーサン・ユーイング、ジョディ・スミスを破った。それはセスが必要としていた大きな自信につながったから、これから優秀な選手になるだろう。So stoked for you Seth, and so proud of you.

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
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