The Panic Button: Part 2

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最近のサーフ業界の話題は、アウターリーフでの最大級のクローズアウトセットについてだ。20台くらいのジェットスキー、ボートまでもが深いチャンネルで待機していた。そのチャンネルはかなり安全な場所のはずだった。
 

海に入ってて水平線を見たら突然、黒いうねりが見えるだろう。黒いのが見えたら、巨大な波が来るのがわかる。ジェットスキーやボートが何台か、沖に向かい始めてた。

黒いうねりがどんどん高さを増し、色が濃くなってくるとどうしようかと思うはず。で、うねりが50フィートのときは、迷わずとにかくアウトに出たほうがいい! 

ここは落ち着いて、そのシチュエーションを一瞬で分析すべきときだ。波を越えようとするか、方向転換してビーチへ直行するかの選択肢がある。ボートには50フィートの波は乗り越えられないから、選択肢はない。だけど、ジェットスキーは可能だ。

数台のジェットスキーがリスクをとって波を越え、何台かは方向を変えて岸へ向かった。結果、それが正しい決断になった。

ジェットスキーで50フィートの波を飛び越えるのはグッドアイディアじゃない。それはまるでランプのようで、上から飛んだら25フィート降りることになるだろう。

このジェットスキーは30フィートを飛び越えて、ボトムまで50フィートの高さを落下した。not good!  

何をすべきか、何をすべきじゃないかがオンラインに投稿された。背骨を骨折した人がいたらしいけど、誰も命を落とさなかったのは本当にラッキーだった。Mayukiで沖に出ていなくてよかったよ。フゥ…

改めてこの動画を見てほしい。ある一瞬、海は最高にビューティフルだけど、次の瞬間には悪夢が…

KIRBY FUKUNAGA
ハワイで生まれ育ち、プロサーファー、フォイラー、スキンダイバー、カメラマンの肩書きを持ち、ウォーターマンとして、海で多くの時間を過ごし、海から多くのモノをもらいながら生活しています。彼が伝えようとしていることは、海がある生活は僕らを豊かにしてくれるということ。そして、自分だけではなく、いろいろなことをみんなにシェアし、人生を楽しむということ。現在は、ハワイでプライベートサーフィンガイドを主催。
カービー福永のハワイサーフィンガイド
https://go-naminori.com/kirbyhawaiisurfingguide